ブログやSNSをスタートすると画像を挿入したい時がありますよね。
この記事ではWindowsパソコンの無料ツールで簡単に画像加工をする方法を紹介します。
ペイントとは
Windowsにはじめからインストールされている無料ツールで、私はおもにブログ記事用の画像加工に使っています。
この記事で使用している画像もペイントで作っています。
ペイントを使うことで下記ができるようになります。
画像に文字や図形を簡単に挿入できる
複数の画像を1枚の画像にできる
ネットからダウンロードした画像データを圧縮できる
他にも機能はありますが、ブログやSNS用の画像を手軽に加工するなら、この4つを覚えておくとかなり使えますよ。
ペイントの使い方
ペイントを起動します
Windowsのメニューバーから『Windowsアクセサリ』⇒『ペイント』をクリックします。
画像を呼び出します
画像の呼び出し方は2通りで、デスクトップの画面をプリントスクリーンでキャプチャーしてそのままペイントに貼り付け(CTRL+C)するか、下記画像のように保存した画像から呼び出す方法があります。
パソコンに表示されている画面をキャプチャー(取り込む)できる機能です。
『Print Screen』キー(『Prt Sc』キー)で画面全体、
『Alt』キーを押しながら、『Print Screen』キーで選択したウィインドウのみ
2通りのキャプチャー方法があります。
加工のやり方~トリミング~
画面上のメニューバーから『選択』⇒『四角形選択』をクリック。
するとカーソルの形が十字に変わります。
残したい範囲(点線の内側)を選びます。
メニューバーから『トリミング』をクリック。
選んだ範囲の画像だけが残ります。
完成したら保存して完了です。
加工のやり方~テキスト・図形の挿入
メニューバーから、『テキスト』『図形』の挿入や『色』の指定ができます。
【注意点】
一度確定してしまうと後で調整はできません。
『戻る』ボタン又は『Ctrl』キー +『Z』キーで前に戻すだけです。
複数の画像を1枚にまとめる
画像を組み合わせて1枚の画像にする事も簡単にできます。
ここでは4枚の画像を1枚にまとめる例を説明していきます。
メニューバーから『ファイル』⇒『新規』をクリックします。
新しい画面が出たら『サイズ変更』でサイズを指定します。
今回は水平方向=1280ピクセル、垂直方向=720ピクセルとします。
この時、『縦横比を維持する』のチェックは外します。
選んだ画像によって比率が異なるので、このサイズは目安として見てください。
同じ記事で画像を使う場合は、水平方向が揃っていると見やすくなります。
今回は水平方向のサイズはマストとして作成していきます。
組み合わせたい画像データを先ほど2の画像で説明した『ファイルから貼り付け』を使って呼び出します。
2枚目からは呼び出すと前の画像の上に表示されるので『矢印』キーで動かします。
4枚の画像が並びました。
でも、一番下が不ぞろいなので『トリミング』で修正します。
トリミングして完成しました。
完成したサイズは1280ピクセル×850ピクセルになっています。
加工のやり方~画像サイズの変更
ネットからダウンロードした画像はそれぞれサイズが異なりますよね。
容量もメガ(MB)クラスからキロ(KB)クラスまで様々です。
ブログやSNSで使う場合は容量を圧縮した方がいいです。
画像が重いとページを開く時間が多くかかり、読者のストレスになるので離脱されやすくなるからです。
サイズ変更のやり方は下の画像のとおりです。
↓
単位を『ピクセル』にします。
↓
『たてよこひを維持する』にチェックを入れます。
↓
水平(横)方向のサイズを指定します。 垂直(縦)方向は自動で変動します。
↓
『OK』をクリックすると表示されている画像サイズが変わったことがわかります。
画像サイズについて
読者が使っているツール(スマホやPC)、アプリ(TwitterやInstagramなど)は様々なので、どんな環境でも見やすく表示される事が大事です。
画像提供サイトのShutterstockで紹介された記事を見ると、下記比率が良いという事です。
この標準的な画像サイズは、高解像度テレビ、プレゼンテーション、ソーシャルメディアのカバー写真で広く見られます。 縦横比は16:9です。1280 x 720ピクセル
このサイズは写真やフィルムで使用される、標準のHD形式に準拠しています。 縦横比は4:3です。1080 x 1080ピクセル
ソーシャルメディア、特にInstagramやFacebookの投稿で広く使われています。 縦横比は1:1です。
保存形式について
ペイントで作った画像は保存形式を選ぶことができます。
今回はブログやSNSで使う事を前提に、3つの保存形式の特徴を紹介します。
① JPEG (JPG)(ジェイペグ)
JPEG (JPG)のメリット
多色でサイスの大きい画像でも保存容量を抑えられる
JPEG (JPG)のデメリット
透明色が使えない。
保存ごとに画像が劣化する
JPEGは主に写真系に適していて、この記事の画像もすべてJPEGです。
② PNG(ピング)
PNGのメリット
透明色が使える
圧縮でデータを失わない。
画質がJPEGやGIFよりキレイ
PNGのデメリット
JPEGやGIFよりも保存サイズが大きい。
PNGは主にアイコンやイラスト系画像に適しています。
③ GIF(ジフ)
GIFのメリット
動画・簡単な透過画像を作れる
GIFのデメリット
表現の色数256色で少ない
簡単なアニメーションやアイコンなどに適しています。
ペイントは無料なのに、こんなに簡単に画像画工ができる便利なツールです。
本格的な画像編集はできませんが、時間をかけずにサクサク作業を進めたい時には役立ちますよね。