私は以前、ビジネスバッグは消耗品だから安くて見栄えのいいものを買い、傷んできたら買い替えるという使いかたをしていました。
このためAmazon、楽天市場、ショッピングモールのバッグ屋などでほぼ毎年のペースで1個ずつビジネスバッグを購入していました。
毎年5,000円から10,000円程度のバッグを買い替えることは、はじめは安く買えるのでいいと思っていましたが、
・古いバッグを捨てるたびにもったいないと感じてきた
・毎年バッグをえらぶのも面倒
・であれば長く使えるもので手ごろな価格のものを買おう
約5年前にこう考えた結果、丈夫で長持ち、しかも手ごろな価格という吉田カバンのPORTER STAGE(ポーター ステージ)を購入。
この記事ではなぜ吉田カバンの中でもPORTER STAGEを選んだのか?と合わせて、
・PORTER STAGEの特徴
・5年愛用した感想とメリット・デメリット
・PORTER STAGEを購入すべき理由
以上を詳しく解説していきます。
PORTER STAGEの特徴
PORTER STAGEは66ナイロンと同等の強度を誇る高強度中空糸で織り上げたオリジナル生地をメイン素材に、部分的に革を使用したビジネスシリーズです。
PORTER STAGEの主な特徴
- 軽量でかつカバンが自立し、形を綺麗に保つという機能を実現するための独自製法
- パソコン等の電子機器が収納できるポケットを装備(型による)
- ブリーフケース(2WAY・3WAY)、リュック、トートバッグのバリエーションあり
- ブラック・グレー・ネイビーのカラーバリエーションあり(型による)
PORTER STAGEを選んだ5つの理由
数あるPORTERシリーズの中からSTAGEを選んだ理由は下記の通り。
・丈夫で長く使える
・軽くて持ちやすい
・価格以上に価値が高い
・ビジネスで使える無難なデザイン
・知名度がある
吉田カバンは丈夫で長く使える
「一針入魂」を社是としている吉田カバン。
それはひと針ひと針を丁寧に縫い合わせていく作業のように、素材選びから縫製にいたるすべての工程に手を抜かないもの作りを表現しています。
また、製品の修理も受けてくれるので気に入ったカバンを長く愛用することが可能です。
Twitterにはこんなツイートも見受けられました。
学生時代からずっと使ってたポーターのリュック。
ポケットが壊れても使い続けてたけど、ようやく買い換えることにしたよ。ありがとう✨15年以上使ってたのかー!!
ポーター丈夫です💪#ポーター #PORTER #吉田カバン #タンカー pic.twitter.com/SexXbazPZq— 山口真由子🍞Mayuko Yamaguchi (@tekumakumayucon) October 11, 2020
ポーター(吉田カバン)のタンカーを10年ぐらい使ってる。良い味が出てきたと言い換えられなくもないが、この前新品を見ようと出かけた。そして店に置いてた雑誌「私のタンカー」を見て驚愕。15年や20年選手が状態良く掲載されていた。私はまだまだ未熟者だと悟り丁寧に使おうと改めて思った。
— CCC (@CCC_World) May 15, 2017
吉田カバンポーターのファスナー修理、ちょっとかけた部分つけてくれて無償ですぐ戻ってきた👍
ありがたや
丈夫だしこわれても修理できるしエコロジーエコノミー👍
— uppy ✘ (@uppy___) February 6, 2021
PORTER STAGEは軽くて持ちやすい
PORTER STAGEシリーズ一般的なナイロン糸に比べて20%軽い中空構造の糸で、1680デニールという厚手のしっかりとした生地ながらとても軽量なのが特徴です。
単純に比較はしにくいですが、下記は5種類のポーターシリーズでの比較表で、私が愛用しているのは一番上のものになります。
私が愛用しているPORTER STAGEは両面にファスナーがついた幅広タイプでパソコン収納ポケット付きなので、比較表でみると重めに見えますが、ファスナーが1つのタイプ同士で比べるとPORTER STAGEは軽いことがわかります。
価格以上に価値が高い
ポーターを使う前は5,000円から10,000円以内のバッグを毎年のように買い替えていました。
5年間これをくり返した場合、最低でも25,000円かかります。
いっぽう私が購入したPORTER STAGE 2WAY BRIEFCASE(S)は28,500円(税別)でした。
あと1年使えば安いバッグを買い替え続けるよりもコスパが良く、しかも機能性にも優れた価値の高いものが、今後5年、10年と使い続けることができます。
ビジネスで使える無難なデザイン
私の仕事は社外の方との商談が多く、年齢や性別、役職なども様々です。
また、ファッションとも関係のない仕事なので紺のスーツに白いYシャツといった無難で目立たない格好の方が何かと対応しやすい環境なので、ビジネスバッグも目立つ色やデザインは避けたいところでした。
吉田カバン・ポーターは知名度がある
吉田カバンのポーターが一気に有名になったのがSMAPのキムタクとこと木村拓哉さんが主演した1997年放送のトレンディードラマ(死語)「ラブジェネレーション」通称ラブジェネ。
このドラマの中でキムタクが使っていたのがポーターの定番「TANKER(タンカー)」です。
ドラマも大ヒットしましたが、吉田カバンとポーター、タンカーの名前が世の中に広く知られるようになり、それ以降も、
・集団左遷(2019年TV放送)神木隆之介さん
・九月の恋と出会うまで(2019年映画)高橋一生さん
・鍵のかかった部屋(2014年TV放送)大野智さん
・空飛ぶ広報室(2013年TV放送)綾野剛さん
・俺俺(2013年映画)亀梨和也さん
その他、毎年ドラマや映画で使用されるたびに話題になるブランドになっています。
ラブジェネは現役で観ていて、このドラマの中で吉田カバンをはじめて知りましたが、当時は安いカバンを買い替えていたので興味は湧きませんでした。
PORTER STAGEを実際に使用した感想
PORTER STAGEを5年愛用している中での感想としては、
・飽きない
・型崩れしない・壊れない
・汚れが目立たない(まめに手入れしなくていい)
・多彩な機能とポケットが便利
・ほめられる事があっても叱られることはない
商品の色はどちらもブラックですが、私の撮影した画像では光の加減でグレーっぽく見えていたり、白く汚れているように見える部分があります。(実際は汚れていません)
ショルダーベルトの金具など金属部分は塗装がいい感じに剥げて渋みが出ています。
5年経ってもしっかり自立しています。
地べたに置くことが多いですが底面に鋲があるので生地はとてもきれいな状態です。
下の画像では外側にある3つのポケットのうち、まん中のポケットが少しだけ広がってしまいました。
このポケットが便利なので私は下の画像のようにスマホを2台入れています。
このため買った当初よりも少し口が開いたようになっていますが、それほど気になる開き方ではありません。
この点からも型崩れしにくいということがわかるかと思います。
多彩な機能と便利なポケット
ポケットの数は商品によって違いますが、私の愛用しているバッグでは12個(数え方によってはもっとあるかも)のポケットがあります。
パソコンやiPadなど機械類を入れるためのちょっと厚めのポケットや先ほどの画像にあった外側の3つのポケットの他にも便利なポケットがあります。
ひとつ目は傘や水筒など縦長のものを入れるのにちょうどいいポケット
カードケースやくつ磨き、マスクなど薄手のものが入るポケットや、ペン・シャチハタ、リップクリームなどが入る筒形のポケット
定期券はこんな感じで外側のポケットにつないでスグに取り出せるように、落とさないようにしています。
収納量はかなりある方だと思いますが、私の場合は通勤のときはiPadと弁当がメイン、商談で外出するときはiPadのほかにA4サイズのクリアファイルを2冊から3冊入れる感じで、折りたたみ傘はいつでも入った状態です。
こまかなものまで入れるとこんな感じです。
詰めようと思えばもっと入れることも可能で、最大に詰め込んだときはiPad、A4サイズのノートパソコン(厚さ2.5cm)、A4サイズクリアファイル2冊と傘などを詰めたこともあります。
PORTER STAGEを利用してわかった5つのデメリット
メリットの多いポーターですが、5年愛用する中でデメリットを感じた点もあります。
ポーター5つのデメリット
・リュックにするなら3WAYを選ぶ
・カジュアルシーンには不向き
・擦れると白い跡がつく
・ショルダーベルトがすべりやすい
・ポーターは持っている人が多い
リュックにするなら3WAY
通勤方法にもよるかも知れませんが、リュックとしても使いたい場合は3WAYが便利です。
しかしその分バッグ自体は重くなります。
ちなみに2WAYとは手提げと肩掛けができるタイプで、これにリュック機能を加えてものが3WAY。
使用目的によって2WAY、3WAYを選べるのもPORTER STAGEの良いところです。
カジュアルシーンには不向き
無難なデザインのPORTER STAGEで色がブラックの場合、本当に地味でビジネス感があふれます。
ただ、色はブラックのほかにグレーとネイビーがあるので、ブラックとは違うイメージにはなるかも知れません。
擦れると白い跡がつく
先ほどの画像のとおり5年間、1週間に5日の頻度で使った状態でも目立った汚れはありませんが、色がブラックの場合、擦れると白い跡がつきます。
この擦れた跡はブラッシングや濡れた布で拭くことで消えますが、それでも落ちない場合は薄めた中性洗剤を柔らかい布に含ませてかたく絞ってから叩くようにして拭き取るといいようです。(取扱説明書に記載)
ショルダーベルトがすべりやすい
ショルダーベルトはスーツやYシャツに掛けるとすべり落ちやすいです。
クロス掛けであれば問題ありませんがビジネスでクロス掛けはいまひとつと思ったので、ほかメーカーの肩当てをつけてすべり対策をしています。
肩当ては吉田カバンとしては売っていないようなので私はAmazonのレビューを見て購入しました。
ベルトの幅は5センチなので、この幅にあったものであれば何でもいいと思います。
ちなみに私が5年前に買ったのはこちら。
安くてレビューも様々ですが、レビュー数が多く良い評価を信じてダメもとで買ったところいまだに使用できています。
ポーターは持っている人が多い
これは人気商品の宿命ですね。
ポーターの中でもSTAGEシリーズ自体は地味なデザインなので今まで仕事をしてきて「あ、カバンが被ってる!」となったことは一度もありません。というか気づきません。
タンカーなど人気商品は利用者も多く、個性もあるので誰かと被ることはあるかも知れませんが、いいカバンなのでそれほど気にすることではないかな?と個人的には思います。
PORTER STAGEを購入するべき理由
数あるビジネスバッグの中でどれを選んでいいか迷ったら私は今回紹介したPORTER STAGEをおすすめします。
おすすめする5つの理由
- 使う場面を選ばない無難なデザイン
- 特殊なナイロンなので丈夫で長持ち、しかも軽い
- 手入れが簡単(と言うかほとんど手入れ不要)
- 長く使えるので安物を買うよりもコスパが高い
- 困った時はショップに相談できる
商談する相手によってはカジュアルなデザインや素材は嫌われる場合があります。
おしゃれなデザイン性の高いビジネスバッグもいいですが、ビジネスバッグは何個も買えないよという方にはシーンを選ばない無難なデザインのものがおすすめですね。
PORTERのビジネス向けシリーズ
PORTER STAGE以外にもビジネスで使えるバッグはいろいろあります。
ポーターのビジネスシリーズには沢山の種類がありますが、ここでは私がSTAGEに決めるまでに迷った、魅力的なビジネスバックを紹介していきます。
PORTER / HEAT(ヒート)
耐熱・耐摩擦・引裂き強度に優れ車のエアバッグや防弾チョッキにも使われるバリスターナイロンをメイン素材に、耐水性の高いターポリンを組み合わせた。黒一色ながら質感の対比が楽しめる。
PORTER / TANKER(タンカー)
アメリカ空軍のフライトジャケット「MA-1」をモチーフにした大人気シリーズ。1983年の発表から四半世紀以上たち、今なお愛され続ける永遠のスタンダードモデル。
PORTER / TIME(タイム)
強度と軽量に優れ、ビジネスにも無難につかえるベーシックなモデル。
PORTER / EINS(アインス)
出張対応のビジネスシリーズ。軽量で小分け収納ができるポケットも充実しているので、荷物の整理に便利。
PORTER / TENSION(テンション)
ファスナーが自然に開閉しない、セミオートマチックロックスライダーを採用したビジネスカジュアルシリーズ。