
最近の美容家電の進化は本当に目覚ましいですよね。
特にドライヤーは「髪を乾かすだけ」の時代から、「美髪をつくるアイテム」へと進化しています。
今回はシャープのドライヤー「IB-WX901」を実際に使ってみた感想をレビュー形式でご紹介します。
さらに、私が長年愛用している「リファビューテックドライヤー」とも比較して、それぞれの魅力と違いについても掘り下げていきます。
もくじ
シャープドライヤーIB-WX901とIB-WX902の違いと特徴

私が実際に使ったのはIB-WX901ですが、IB-WX902はその後継機種となります。
その違いは「本体カラー」と「価格」だけで、「機能」「スペック」「形状」「サイズと重さ」はすべて一緒です。
この記事では IB-WX901を実際に使ってレビューしていますが、 IB-WX902を検討している方にも参考になる内容になっています。
違いと特徴
シャープドライヤー「IB-WX901」「IB-WX902」の基本スペック
各機種の基本スペックをまとめました。
項目 | IB‑WX901 | IB‑WX902 |
発売日 | 2023年8月 | 2024年8月 |
風量(TURBO/HIGH時) | 約7.4 m³/分(TURBO運転時) | |
マルチボルテージ(海外対応) | × | |
モード数・構成 | HOT/SENSING/BEAUTY/SCALP/COLD/GENTLE/APP(アプリ対応) | |
イオン技術 | プラズマクラスター | |
センシング機能 | アンダー55℃以下 | |
サイズ・重量 | 約250×80×63mm・515g(付属品除く) | |
本体カラー | ホワイト/ブラック | ホワイト/ブラック/スプリンググレージュ |
定価 | 44,000円 |
価格については現在はオンラインストアなどで30,000円台にまで値下がりしており、旧モデルより新モデルの方が安い場合もあるので、お得に購入したいときはオンラインショップで比較してみると良いでしょう。
カラーバリエーションの違い

本体のカラーバリエーションは下記のとおりです。
本体カラー
・ホワイト系ルミナスホワイト
・ブラック系ミッドナイトブラック
・ベージュ系スプリンググレージュ(IB-WX901のみ)
ホワイトとブラックは共通ですが、ベージュ系スプリンググレージュについてはIB-WX901だけのカラーになっています。
最大の特徴は「風量」
IB-WX901は なんと7.4㎥/分という超大風量!
私が愛用しているリファドライヤーと比較しても圧倒的な風量を誇ります。
この超大風量よって、髪を乾かす時間が従来機種(IB-RP9 2022年モデル)の約35%削減できると言われています。
実際に使ってみてもリファビューテックドライヤーよりも少し早い印象でした

IB-WX901の先進機能
IB-WX901の先進機能について紹介していきます。
IB-WX901の機能
1. AIセンシング機能
髪とドライヤーの距離をセンサーが自動で感知し、風の温度を自動調整してくれる機能です。
常に約55℃以下をキープしてくれるので、髪の熱ダメージや過乾燥を最小限に抑えてくれます。
2. 多彩なモード切替
用途や髪の状態に合わせて、細かく使い分けることが出来ます。
多彩なモード
・ ホット/クール
・ センシング
・ ビューティー
・ スカルプ
・ ジェントル
・ APP(アプリ連携)
センシングモードは前述のとおりで、APPモードはのちほど詳しく紹介するので、ここではビューティー、スカルプ、ジェントルの3つのモードについて解説します。
ビューティモード:温風と冷風の切り替えを自動でおこない、キューティクルを引き締めることでツヤのある髪に仕上げてくれます。
スカルプモード:約50℃の温風で、地肌をいたわりながらじっくり乾かすことができます。
ジェントルモード:風量を抑え、風の温度を低めに。さらにドライヤーと髪が近づきすぎると冷風に切り替わるので、小さなお子さんにも安心です。
3. アプリ連携
IB-WX901ではスマホアプリ(プラズマクラスタービューティアプリ)と連携することで、自由に「温度」と「時間」を組み合わせができ、自分好みのドライモードにカスタマイズできます。
また、あらかじめ7つのドライモードが登録されているので、カスタマイズは面倒という方にもお試ししやすい設計です。
アプリの詳しい説明はシャープの公式サイトでご確認ください

リアルレビュー|実際に使って感じたメリット・デメリット
実際に使って感じたメリットとデメリットを正直にお伝えします

メリット
・圧倒的な速乾力:特にロングヘアの方には救世主レベル!
・髪がサラサラになる:1回使っただけで髪の質感が変わったことに気づきます。
・軽量&コンパクト:旅行や外泊にもピッタリ。バッグにすっぽり入ります。
デメリット
・最大風量モード時の音が大きい:特にターボモードは洗面所だと響きます。
・価格がやや高め:とはいえ、性能を考えると十分納得できる範囲です。
・設定操作がやや複雑:多機能ゆえに、最初はボタンの操作に少し慣れが必要です。
ユーザーの声|良い口コミ・悪い口コミまとめ
オンラインショップにある良い口コミと悪い口コミには以下の内容が見受けられました。
良い口コミ
・ とにかく乾くのが早くて時短になる!
・ 髪が驚くほどサラサラに。ブラシがいらないくらい
・ コンパクトなのに機能が盛りだくさんで満足
悪い口コミ
・ 音が大きくて夜には使いにくい
・ アプリ機能は便利だけど使いこなせない
・ 価格が高いので買うのに勇気がいった
私と同じように感じている方が結構いるんだなーという印象です

比較レビュー|リファビューテックドライヤーとの違いは?
私は長年、リファビューテックドライヤーを愛用しているので、今回はそのリファとIB-WX901を実際に使って比較し、正直な感想をまとめました。
シャープVSリファ|ドライヤー比較表
シャープのIB-WX902、IB-P80M、IB-P802とリファビューテックドライヤープロの4つの機種について比較してみました。
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項目 | IB‑P80M | IB‑P802 | IB‑WX902 | ReFa BEAUTECH DRYER PRO |
発売元 | シャープ | シャープ | シャープ | MTG(ReFa) |
発売日 | 2025年3月 | 2024年8月 | 2024年8月 | 2021年11月 |
風量 | 約3.3m³/分(100/200V)・約3.7m³/分(120/240V) (TURBO運転時) |
約5.1 m³/分(TURBO時) | 約7.4 m³/分(TURBO運転時) | 約1.4 m³/分(HIGH) |
マルチボルテージ(海外対応) | ○ | × | × | × |
モード数・構成 | HOT/WARM/SCALP/COLD/BEAUTY | HOT/WARM/SCALP/COLD/BEAUTY | HOT/SENSING/BEAUTY/SCALP/COLD/GENTLE/APP(アプリ対応) | スカルプ/モイスト切替+クールボタン |
イオン技術 | プラズマクラスターNEXT | プラズマクラスターNEXT | プラズマクラスターNEXT | ハイドロイオン+遠赤外線 |
センシング機能 | × | × | アンダー55℃以下 | 頭皮はアンダー50℃、毛先はアンダー60℃ |
サイズ・重量 | 約219×75×152 mm・555 g(付属品除く) | 約219×75×152 mm・545 g(付属品除く) | 約250×80×63mm・515g(付属品除く) | 約246×8×232mm・740g(付属品除く) |
特徴 | 速乾・美髪ケア両立 | 頭皮と髪をWケア | ハイエンドモデルで高機能 | 美容師のドライ技術を再現 |
おすすめポイント | 軽くて扱いやすい、コスパ◎ | スカルプケア重視の人に◎ | 美容意識が高い人向け | 髪が広がりやすい人に◎ |
参考価格 | 約24,000円 | 約30,000円 | 約44,000円 | 約43,000円 |
シャープの3機種の中ではIB‑WX902(IB‑WX901も同様に)が高性能で速乾性も優れていています。
ただ、プラズマクラスターのドライヤーを海外でも変圧器無しで使いたい場合はIB‑P80M一択です。
リファと比べた場合、IB‑WX902(IB‑WX901も同様に)にはプラズマクラスター、リファにはハイドロイオンがあり、メカニズムは異なりますがいずれもセンシング機能が搭載されているので、美容機能はどちらも揃っていると言えます。
デザインと使い勝手
ポイント
リファ:高級感のある流線型、やや重めだがバランス良好
IB-WX901:ミニマルデザイン、超軽量で腕が疲れない
IB-WX901は装飾を最小限に、機能性や本質を重視したシンプルなミニマルデザインに対し、リファは高級感やキラキラ感のあるデザインになっています。
個人的にはリファのデザインが好みで、使う満足感が高いです

風量と乾燥スピード
ポイント
リファ:速乾性能あり
IB-WX901:7.4㎥/分という爆風で速く乾く
先ほどの解説の繰り返しになりますが、私が愛用しているリファドライヤーと比較しても 、IB-WX901は圧倒的な風量を体感しました。
実際に使ってみてもリファビューテックドライヤーよりも少し早い印象です

髪の仕上がり
ポイント
リファ:しっとりまとまりやすい
IB-WX901:サラサラ感と指通りが秀逸
どちらのドライヤーも仕上がりはしっとり、ツヤのある髪になりますが、髪のまとまりやすさはリファの方が良いと感じます。
静音性
ポイント
リファ:大きい(低音)
IB-WX901:大きい(高音)
ドライヤーなのでどちらも同じくらいですが、ハイパワーのモードを使うとそれなりに大きな音になります。
リファは低音、IB-WX901は高音だと感じました

機能性
ポイント
リファ:操作がシンプルで直感的
IB-WX901:多機能&アプリ連携でカスタマイズ性が高い
IB-WX901ではスマホアプリ(プラズマクラスタービューティアプリ)と連携することで、自由に「温度」と「時間」を組み合わせができ、自分好みのドライモードにカスタマイズできます。
また、カスタマイズは面倒という方にはあらかじめ7つのドライモードが登録されているので、まずはこれを使ってみて、「もっとこうしたい!」と感じたときにカスタマイズするのが良いかもしれません。
▼アプリ画像
総合評価
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項目 | リファビューテックドライヤープロ | IB‑WX901・IB‑WX902 |
風量・速乾性 | 〇(十分早い) | ◎(爆速) |
髪の仕上がり | ◎(ツヤ・まとまる) | ◎(ツヤ・うるおう) |
音の静かさ | △(低音) | △(高音) |
機能の豊富さ | 〇(必要十分) | ◎(多機能) |
重さ・携帯性 | △(やや重め) | ◎(軽量・小型) |
どちらも高性能なドライヤーなので、髪のうるおいやツヤなど美容面はレベルが高くどちらが良いかの評価はしにくいですが、髪のまとまりはリファ、速乾性と軽さは IB-WX901が優れていると感じます。
あと大事なのはデザイン性で、毎日使うものだから気に入ったデザインや色を選ぶのがベストです。
私としてはリファのキラキラして高級感のあるところが気に入っています

IB-WX901(IB-WX902)の賢い買い方
IB-WX901(IB-WX902も)は発売当初こそ定価44,000円(税込)で販売されていましたが、現在はAmazonや楽天などのオンラインショップで30,000円台まで値下がりしています。
旧モデルより新モデルの方が安い場合もあるので、お得に購入したいときはオンラインショップで比較してみると良いでしょう。
試してから買う「レンタルサービス」も便利
購入前にじっくり使い心地を確かめたい方には、ドライヤーのレンタルサービスも選択肢のひとつ。
たとえばairCloset Mall(エアクロモール)
では、IB-WX901を1ヵ月単位でレンタルして試すことができます。
実際に手に取って、音の大きさや重さ、髪の仕上がりを体験してから購入を検討できるので、特に高価な美容家電を選ぶ際にはとても安心です。
エアクロモール
は返却も簡単で往復送料も無料!買い取るときは今まで払ったレンタル代分が割り引かれるので、レンタル代が無駄になることがありません。
【まとめ】IB-WX901はどんな人におすすめ?

IB-WX901はこんな方におすすめです(IB-WX902も同じ)。
こんな方におすすめ
・毎朝のヘアドライを時短したい方
・髪への熱ダメージを最小限に抑えたい方
・自分好みのドライモードで乾かしたい方
・多機能な美容家電が好きな方
・旅行や外泊先に携行したい方
リファビューテックドライヤープロ愛用者の目線から見ても、IB-WX901は「速乾」「軽さ」「カスタマイズ性」で大きな魅力を感じました。
特に、朝の支度時間を短縮したい方には、風量の強さが実感しやすくおすすめです。
リファのしっとり仕上がりとは異なり、さらっと軽やかな髪質を求める方に向いている印象です。
反対に下記に該当する方には、リファのようなドライヤーの方が合うかもしれません。
リファがおすすめ
・髪のまとまり感を重視する方
・リファのデザインが好きな方
・ 静音性を重視する方
・ 操作がシンプルなドライヤーが良い方
最新のAI技術と爆風ドライ性能を兼ね備えた「IB-WX901」。
髪を乾かす以上の体験がしたい方に、ぜひ一度使ってみてほしいドライヤーです

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項目 | リファビューテックドライヤープロ | IB‑WX901・IB‑WX902 |
風量・速乾性 | 〇(十分早い) | ◎(爆速) |
髪の仕上がり | ◎(ツヤ・まとまる) | ◎(ツヤ・うるおう) |
音の静かさ | △(低音) | △(高音) |
機能の豊富さ | 〇(必要十分) | ◎(多機能) |
重さ・携帯性 | △(やや重め) | ◎(軽量・小型) |